【知らないとやばい!】貯金体質になるために見直すべき「リボ払い」について

 

クレジットカードを申し込んで利用すると、カード会社から

 

自動リボ払いの新規登録でおトクなポイント還元!!

 

といった、リボ払いの利用を勧めてくるキャンペーンをよく目にするようになると思います。

 

ポイントがおトクになるチャンスだし、せっかくだからリボ払いにしちゃおうかな。

 

と、何となく思っているそこのあなた!

よく考えずにリボ払いを利用するのはとても危険です!

 

世の中、私たちの財布からお金を奪っていく危険なサービスは多いですが、その中でも特にこの「リボ払い」はどう考えても私たちにとってリスクが高くて、損でしかない。

下手をすると家計を破綻させてしまうような悪魔のサービスだと私は思っています。

 

そこで今回は、

  • なぜ、リボ払いの利用が危険なのか。
  • なぜ、リボ払いは悪魔のサービスだと私は思うのか。

 

についてこれから解説していきたいと思います。

 

リボ払いとは?

 

まず、リボ払いについて簡単に説明しますと、

リボ払い(リボルビング払い)とは、クレジットカード等の支払方法の一つで「あらかじめ設定した金額で月々支払いできる返済方式」です。

 

毎月の返済額を一定に抑えることができるため、返済の負担を抑えられる。

 

というのがリボ払いのメリットで、どちらかというと収入の低い人や、家計のやりくりに困っている人に好まれるサービスだと思います。

 

リボ払いはなぜ危険?

 

さて、ここからが本題となりますが、

なぜリボ払いが危険なのかについて説明していきたいと思います。

 

(危険 その1)手数料が高すぎる!

 

まず最初に、リボ払いの手数料は非常に高いので要注意です

クレジットカードの種類によって手数料は異なりますが、リボ払いの手数料は一般的に年利15%ほどになります。

 

ちなみに、年利とは1年間にかかる利息のことで、

例えば年利15%であれば、10万円を1年間そのまま返済しなかった場合、10万円の15%の利息。

つまり15,000円の利息(手数料)が発生する。という計算になります。

 

リボ払いは毎月の利用残高に対して利息が発生するため、リボ払いを利用し続けて利用残高が高額になればなるほど、それだけ手数料が高額になってしまいます

 

リボ払いの利用残高が増えると、どれくらい手数料や総返済額が高額になってしまうのか。

そして、年利15%がどれだけ高い手数料なのか。

実際に計算してみると、次のとおりとなります。

 

(参考)リボ払い返済シミュレーション(年利15%で計算)

例1)利用残高が30万円で、毎月1万円を返済していく場合

 ⇒ 総返済額は378,348円(うち手数料は78,348円)。

 

例2)利用残高が50万円で、毎月1万円を返済していく場合

 ⇒ 総返済額は789,557円(うち手数料は289,557円)。

 

例3)利用残高が75万円で、毎月1万円を返済していく場合

 ⇒ 総返済額は2,231,905円(うち手数料は1,481,905円)。元本よりも手数料の返済金額の方が多くなってしまう。。。

 

例4)利用残高が100万円で、毎月1万円を返済していく場合 

 ⇒ 永遠に返済が終わらない!!(利息が毎月の支払額1万円より多くなるため、毎月返済したとしても残高が増えていってしまう。。。)

 

 

リボ払いの利用残高が増えると、返済金額によっては手数料の方が多くなったり、返済しても残高が増えていってしまう。という場合があるの!

 

リボ払いの恐ろしさをご理解いただけたでしょうか? 

リボ払いは収入の低い人に好まれるサービスと言いましたが、とてもそのような人たちに請求するような手数料ではないことが分かるのではないかと思います。

個人的にはこの高すぎる手数料はもっと規制をすべきではないかと思っているくらいです。

 

(危険 その2)借金地獄に陥りやすい仕組み

 

リボ払いは毎月の返済額を一定にすることができる点が便利なサービスなのですが、

 

どんなにカードを利用しても毎月の返済額が変わらないから、返済金額のことは気にしなくても大丈夫かな。

 

と、カードの利用残高のことを気にしなくなってしまいがちになってしまうんですよね。。。

 

そしてエスカレートしてしまうと、クレジットカードが打ち出の小槌のように感じられて金銭感覚がマヒしてしまい、無計画にどんどん買い物をしてしまうようになってしまいます。

 

そうなってしまうと、知らない間に支払残高がどんどん増えてしまって、増えた支払残高に応じてさらに高い手数料が上乗せされる。

 

その結果、

こんなに支払残高が増えてしまうなんて、、、

支払いが終わる目処が立たないよ~~!!

 

と、リボ払いによって返済の目処が立たなくなる借金地獄に陥ってしまう危険があるので注意が必要です。

 

 

知らないうちにリボ払いになっていませんか?

 

そして、私が何よりもたちが悪いと感じているのが、

 

いつのまにかリボ払いになってしまっている。。。

 

というケースが多いことです。

 

  • 新たにクレジットカードを申し込んだら「リボ払い専用カード」だった。
  • 知らない間に「自動リボ払い設定」になっていた。
  • 何となくカード会社のキャンペーンに申し込んだら、リボ払いに設定が変更されていた

 

など、リボ払いだと気づかずに利用してしまっていた。という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 

説明を読み返してみるとリボ払いであることが書かれているため、しっかりと説明を理解していなかった利用者側にも問題はあるのですが、

それでも、キャンペーンの内容ばかりを強調して、家計を破綻させるリスクが高いリボ払いの内容や手数料についての説明がしっかりと示されていない点は、やはり大きな問題だと思います。

 

それではなぜ、カード会社はこんなに頻繁にキャンペーンを出してリボ払いを勧誘してくるかというと、

カード会社がとても儲かるから

 

一言、これに尽きます。

 

リボ払いの手数料はカード会社にとって大きな収入源ですし、結構な売上の割合を占めています。

売上アップのためにカード会社はあの手この手でリボ払いを勧誘してくるわけですね。

 

カード会社の事情も理解できなくはないのですが、、、

カード会社だけが儲かって多くの顧客を損させるようなサービスをしつこく勧誘するのもいかがなものか。と個人的には感じてしまいます。

 

注意すること

 

それでは、私たちカード利用者はリボ払いに対してどのような点に注意すればよいのでしょうか。

いくつか挙げてみたいと思います。

 

(注意点1)ポイントなどの優遇・特典を目当てにリボ払いを利用しない

 

まず最初に、ポイントなどの優遇・特典を目当てにリボ払いを利用しないということです。

 

  • リボ払いにすると年会費が永年無料!
  • 自動リボ払いにすると、ポイント5倍!(今月末までの限定キャンペーン!!)

 

といった特典を目にすると、リボ払いにした方がおトクでは?

と感じてしまいがちですが、リボ払いの手数料などを加味するとポイント以上に損することになり、結局のところトータルで損してしまいます

 

カード会社もリボ払いの手数料でポイント以上の利益が上げられるので、魅力的なキャンペーンを打ち出せるのですね。

目先のキャンペーンに囚われてリボ払いを利用するのは、最終的には損してしまうことになるのでやめておきましょう

 

(注意点2)クレジットカードの利用明細書は必ず毎月チェックする

チェック

 

あつぼー

あつぼー

クレジットカードの毎月の利用明細書はチェックしていますか。

 

しばらく利用明細書を確認をしていないという方は要注意です。

カードの利用明細書は毎月必ずチェックしましょう

 

少なくとも毎月の支払額と、利用明細の内容(利用日、利用内容、金額、支払方法)について間違いがないか確認することが大切です

利用明細書をチェックすることで支払額を把握することができますし、万が一、知らないうちに支払方法がリボ払いになっていた。という場合でも早期に発見することができます。

 

そして、もしリボ払いの利用残高が残っている場合は、利用残高と手数料がいくらになっているかも確認しておきましょう

 

(注意点3)支払方法は「一括払い」か「2回払い」のみ利用する

 

そして、クレジットカードを利用する時の支払方法は、可能な限り、

支払方法は「一括払い」もしくは「2回払い」のみ

 

としましょう。

 

なぜなら「一括払い」と「分割払いでも2回まで(2回払い)」なら手数料がかからないからです。

そして、リボ払いや3回以上の分割払いの手数料は、年利10%以上の高金利である場合がほとんどです。

高金利での返済は、返済が困難になる多重債務に陥る危険が高まりますので、そのような返済方法ははじめから選ばないのが無難です。

 

リボ払いの返済が残っている場合はどうする?

 

ここまでの記事を読んで、

リボ払いの返済が残っているんだけど、どうしたらいいの?

と思われている方もいらっしゃるのではないかと思います。

 

そのような方に向けて、まずは、自動リボ払いの設定となっている場合は、すぐに設定の解除をしましょう

設定の解除はウェブサイトから解除できる場合がほとんどですが、難しい場合はカード会社に電話して解除してもらいましょう

 

自動リボ払いの設定を解除しても、それ以前のカード利用分についてはそのままリボ払いの残高として残ってしまいますが、それでも今後リボ払いをしないような状態にしておくことが大事です。

 

そして、リボ払いの利用残高はできるだけ早く返済しましょう

可能であれば「すべての利用残高を一括返済」が望ましいですが、難しい場合は「リボ払いの返済を最優先」に、できるだけ毎月の返済金額を多くして計画的に返済することをおすすめします。

 

まとめ

 

以上、なぜリボ払いの利用が危険かについて解説しましたが、リボ払いの恐ろしさを感じられたのではないでしょうか。

 

結論を言ってしまうと、

どんな魅力的なキャンペーンを提示されたとしても、リボ払いには絶対に手を出すな!

 

です。

 

おそらくカード会社に勤めている人は、家族や身内の人には絶対にリボ払いは勧めないのではないでしょうか。

リボ払いは毎月の返済金額を一定にできるメリットはあるものの、現在の高額な手数料ではリボ払いは私たちにとっては不利益の方がはるかに大きく、絶対に手を出してはいけないサービスです。

 

 

ただこれを言い換えれば、リボ払いのような悪魔のサービスに手を出さないようにするだけでも、私たちの家計を貯蓄体質に近づけることができるポイントにもなると思います。

 

あつぼー

あつぼー

リボ払いを利用していませんか?
もし利用していたら、リボ払いを見直すことであなたの家計のやりくりを大きく改善できると思います。

リボ払いを見直して、貯蓄体質を目指しましょう!

 

今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました!

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