【働き方】会社員ってもう時代遅れ?これからの会社員の働き方について考えてみる

「働き方改革」に伴い、副業を推進する記事が目立つようになり、副業を始めている人やこれから副業を始めようと検討している人が増えています。

また、従来からの起業ブームと重なり、これからの時代は起業すべきとか、何か起業する人が称賛される雰囲気もあったりします。

これらの時代の流れから、会社員として働くことはかっこ悪いとか、これからの時代に合わないといった風潮が多少なりとも感じられたりもするのですが、

本当に会社員としては働くことはもう時代遅れで、これからの時代には合わない働き方なのか

今回は、会社員として働くことについての私なりの考えをまとめてみたいと思います。

まずは結論から

まず最初に、結論から申し上げたいと思いますが、

会社員として働くことについては全然OK。
会社員として働くこと、起業すること、それぞれに一長一短がある。

です。

私が思うに、会社員として働くことに対してネガティブな風潮があるのは、

年功序列や終身雇用といったこれまでのサラリーマンとしての働き方がこれからの時代に合わなくなってきていることではないか。と思っています。

要するに、古き良きサラリーマンのモデルが崩壊している』ということです。

  • 大学を卒業後、新卒一括採用で大企業への就職を果たして
  • 就職した一つの会社で年次を重ねて給与を上げて、定年まで勤め上げ
  • 定年後は年金生活で余生を過ごす

といった生き方は、もう今の時代では難しくなっていますので、

会社員であったとしても、今の会社に頼らずに、会社を離れても通用する専門性やスキルを身につける必要がある時代に変わった。と思います。

この事実を踏まえて、

  • 「会社員で働くのと、起業すること、これからはどちらの働き方がいいの?」

という問いに対する見解の前に、まずは会社員のメリット、デメリットについて整理してみたいと思います。

会社員のメリット

1.安定した収入、手厚い社会保障が得られやすい

まずは、毎月自動的に一定の給与がもらえるといった安定した収入を得られることは会社員の大きなメリットだと思います。

また、

  • 健康保険、厚生年金保険、介護保険は、といった保険は会社が折半してくれる
  • 雇用保険や労災保険がある

といった社会保障が手厚いのも会社員のメリットだと思います。

安心感が持てるのは会社員の特権のようなものかもしれませんね。

2.会社の信用やリソースを活用することができる

会社には大抵、個人にはない大きな信用力を持っていることが多いです。

会社の信用力があることによって、

  • 個人では取引できないような相手と仕事ができる
  • 個人では携われないような大きなプロジェクトに関わることができる

といったことが可能になります。

また、私生活の面でも、会社の信用力を使って住宅ローンを組みやすかったり、クレジットカードを作りやすかったりもします。

他にも、会社が持っているリソースを活用できることも会社員のメリットだと思います。

例えば、

  • 会社が用意したオフィスで仕事ができる
  • 会社が用意した研修を無料(もしくは安価)で受けることもできる
  • 会社の経費を使って出張ができる

といったように、会社のお金やリソースを使って個人ではなかなかできない経験ができたり、スキルアップできたりすることも会社員のメリットではないかと思います。

3.税金などの煩雑な手続きを会社が対応してくれる

会社員であれば、税金に関して言えば、年末調整の手続きについては会社が対応してくれます。
これが個人で働いている場合ですと、自分で確定申告をしなければなりません。

その他にも面倒な手続きについては大抵、会社が対応してくれます。

煩雑で面倒な手続きを会社が対応してくれることも会社員のメリットではないかと思います。

(会社がすべて対応してくれるので、実際にはこのメリットを感じていない会社員の方は多いかもしれませんね。。)

会社員のデメリット

一方で、会社員で働くことのデメリットについても挙げてみたいと思います。

1.爆発的な収入アップが難しい

大抵の会社はある程度の給与の水準が決められていることが多いので、起業のような爆発的な収入アップは難しいという側面があると思います。

起業した場合は、「年商1億」を稼いでいる人はそれなりに存在すると思いますが、会社員で年収1億という人はほとんど存在しないのではないかと思います。

2.ルールに縛られて、自分の意思を反映しにくい

会社員は決められた場所、決められた時間に働かなければならない。など、様々なルールが定められていますので、会社が定めたルールを守らなければならず自分の思い通りに仕事を進めにくい。という側面があります。

また、最近では、会社のコンプライアンスが重要視されてきていますので、ますますルールが厳しくなって自由に仕事がしづらい環境になってきているのではないかと思います。

3.人間関係を選べない

会社で働く上で、基本は人間関係を選ぶことができません。

特に、上司は選ぶことができない場合がほとんどですので、もし相性の悪い上司に当たった場合は上司との関係で大きなストレスを抱えることになります。
また、会社で仕事をするにあたって、気の合わない同僚とも連携しなければならないケースも避けられないと思います。

会社の職場でのストレスのほとんどが「人間関係」によるものです
自分が仕事したい仲間を自由に選べない。という点は会社員の大きなデメリットになると思います。

会社員と起業、どちらがいいの?

私は、「最終的には自分で起業できる力を持つことを目指した方がいい。」と考えています。
そして、今、起業できる力が備わっている人は、起業した方が満足した人生を送れる可能性が高いのではないかと思います。

ただし、起業する力が備わっておらず、何も準備ができていない状態の人がいきなり起業をするのはリスクが大きすぎます。

ですので、まだ起業する力が備わっていないうちは、

  • 会社員として働き、会社員であることのメリットを生かしながら自分の実力を蓄えていく
  • 会社員として働きながら副業をすることで、自分で稼ぐための準備を進めていく

といった働き方が良いのではないかと思います。

日本人の就業者の約9割がサラリーマン。という統計もあります。
大多数を占めているサラリーマン、いわゆる会社員は世の中に必要不可欠な存在だと思いますし、会社員がいなければ世の中の経済活動が成り立たなくなるのではないかと思っています。

ですので、会社員としての働き方、雇用されて働くことについては否定されるべきことではないと私は考えています。

さいごに

会社員の方がいいのか、起業した方がいいのか、といった働き方の前に、

  • 自分の稼ぐ力を高める努力をすること
  • 自分の市場価値を高めること

が、とても大事ではないかと思います。

そして、自分の稼ぐ力や市場価値を高めるための手段として、会社員として働くか、副業するのか、はたまた起業するのか、といった選択肢があるのではないか。と思います。

かくいう私も今、会社員の傍らで副業をすることを通じて自分の稼ぐ力を高めるべく頑張っているところですが、

会社員で働くにしろ、副業にしろ、起業をめざすにしろ、自分の稼ぐ力を高められる環境で働くことができればいいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。今回の内容が少しでもお役に立てることができれば嬉しく思います。

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