投資を始めたいと思うんだけど、どのように始めたらよいか分からないよ~
初心者が投資を始めるための最初の第一歩として、インデックスファンドへの積立投資から始めるといいと思うよ。
ということで今回は、インデックス積立投資のはじめ方についてご紹介してみますね。
あつぼー
銀行に貯金してもなかなかお金が増えない世の中で、将来のお金の不安から投資の必要性が叫ばれているこの頃。
「貯蓄から投資へ」という言葉はよく耳にしますが、
「投資はしたいけど、第一歩が踏み出せない!」という方も多いのではないかと思います。
そのような皆さまのために、今回はインデックス積立投資のはじめ方についてステップ解説してみたいと思います。
- 投資を始めたいけど、どのように始めたらよいかわからない方
- 初心者でも始められる投資を知りたい方
- インデックス投資を始めたい方
- まずはコツコツと資産形成を始めたい方
目次
インデックス投資とは
インデックス投資とは、日経平均やTOPIX(東証株価指数)など市場全体の動きを示す指標(インデックス)に連動した投資のこと指します。
個別銘柄への投資と比較して暴落が起きにくく、ニュース記事などからも情報を得られやすいことから、初心者でも始めやすい投資手法です。
インデックス投資は、市場平均の値動きと連動した投資のリターンを出すことを目的としていますので、個別銘柄への投資のように一生懸命になって銘柄を探す必要はありません。
また、プロがインデックスに連動するよう運用してくれる投資信託(インデックスファンド)も多く、インデックスファンドに投資をすることで、手間をかけずに投資をすることができます。
ですので、これから投資をはじめようと考えている初心者は、
つまり「インデックス積立投資」からはじめていくと、知識や経験が少なくても負担なく投資を始められると考えています。
インデックス積立投資には、次のような特徴があります。
- 特定の銘柄ではなく、市場全体に投資する。
- タイミングを考慮せず、定期的に一定の金額を投資しつづける。
- 少額から投資することが可能。(例えば、1,000円とか)
- 短期的ではなく、長期的な目線で資産形成する。
- 元本保証はない。(が、長期的に運用を続けることで元本割れのリスクを軽減できる。)
インデックス積立投資も元本が保証されている投資ではありません。
しかしながら、毎月1,000円とか少額からはじめることもできますし、長期的に一定額を投資し続けることで相場の変動によるリスクを軽減しながらコツコツと資産形成することが可能です。
一方で、確かに短期間で大きな儲けを出すことは難しい投資手法ではありますが、大儲けを狙った投資はかえって大事な資産を失う結果になる可能性も高くなります。
( ↓ ↓ ↓ 詳細については以下に記載しております。ぜひ、ご覧ください。)
「長期的目線(目安としては10~15年以上)で、特定の投資対象ではなく世界全体に広く分散して投資することで、世界経済の成長に合わせて、成長した分だけの利益(果実)を得ること。」
これがインデックス積立投資のめざすところであり、「長期、分散、少額からの積立投資」を行うことで、投資初心者でもリスクが少なく、安全に投資ができる。と、私は考えています。
インデックス積立投資を始めるためのステップ
それでは、具体的にインデックス積立投資のはじめ方についてステップ解説をしていきたいと思います。
- 証券口座を開設する
- 投資に回せる金額を決める
- 投資するファンド(投資信託)を選ぶ
- 毎月、自動で積み立てていく
1.証券口座を開設する
インデックス積立投資を始めるためには、証券口座が必要です。
証券口座を開設していない方は、まず最初に証券口座を開設しましょう。
証券口座を開設する際に、数多くの証券会社がありますが、手数料が安くてインターネットで自由に売買ができるネット証券を選ぶのがおすすめです。
その中でも、今回ご紹介するインデックス積立投資に適したおすすめの証券会社をいくつかご紹介いたします。
おすすめの証券会社はこちら
証券会社 | 特徴 |
---|---|
楽天証券 | 投資初心者でも使いやすい画面と、取り扱っている投資信託の銘柄数がとても多い。 楽天ポイントを貯めたい人には特におすすめ。 |
SBI証券 | 取り扱っている投資信託の銘柄数がとても多く、バラエティも豊富。 Tポイントも貯めることが可能。 |
マネックス証券 | 分析ツールも豊富で、取り扱っている投資信託の銘柄数も多い。 |
これらの証券会社では、投資信託を購入する場合に購入時の手数料が無料。というのも魅力だと思います。(2021年6月現在)
また、インデックス積立投資をはじめる上で「つみたてNISA」を利用すると税金の面で優遇されますので、つみたてNISAの口座も併せて申し込んでおくとより良いと思います。
2.投資に回せる金額を決める
次に、投資を始める際には、毎月どのくらいの金額を積み立てるかを決める必要があります。
毎月どのくらいの金額を積み立てるかについては、家計の状況や、資産形成の目的・目標などによって異なりますので、一概には言えないのですが、
少なくとも、将来ライフスタイルの変化があったとしても安定して積み立てを続けられるように、
生活に必要な資金や、将来いざという時に必要な資金は確保した上で、無理のない金額を積み立てるようにしましょう。
また、自分自身の資産形成の目的に合った積み立て金額について調べたい場合には、楽天証券の「積立かんたんシミュレーション」がおすすめですので、自分に合った積み立て金額を確認してみるとよいと思います。
3.投資するファンド(投資信託)を選ぶ
証券口座を開設して毎月積み立てる金額を決定したら、いよいよ投資するファンド(投資信託)を選びます。
とはいっても、
たくさんのファンド(投資信託)がありすぎて、どれを選べばいいか分からないよ~!!
と、悩まれている方も多いと思います。
そのようなお悩みの方のために、数多くの投資信託の中から今回のインデックス積立投資に合ったファンドの選び方についてご紹介していきます。
※ 今回の説明では、楽天証券の利用を想定した説明をしていきます。他の証券会社をお持ちの方は、それぞれの証券会社のツールに置き換えてご理解をいただければと思います。
まず、今回の目的に合ったファンドを選ぶために、各証券会社が用意しているファンド検索ツールを用います。
楽天証券の場合は「投信スーパーサーチ」を利用します。
こちらのツールを使って条件に合ったファンドを検索していくわけですが、今回、設定する検索条件は次のとおりです。
- 「インデックスファンド」を選ぶこと。
- 信託報酬など、コストができるだけ安いファンドを選ぶこと。
- 世界全体(全世界株式)に投資しているファンドを選ぶこと。
- 純資産総額が30億以上(理想としては100億以上)ある投資信託を選ぶこと。
以上の4つの条件にすべて合致した、これから積立投資をしていくファンドを1つ、厳選します。
この4つの条件について、それぞれ解説をしていきたいと思います。
1.「インデックスファンド」を選ぶ
今回の投資の目的が市場平均に連動したインデックス投資を行うことですので、「インデックスファンドを選ぶこと」が最初の条件となります。
楽天証券の投信スーパーサーチでは、検索条件の「インデックスのみ」にチェックして検索を行います。
2.信託報酬など、コストができるだけ安い投資信託を選ぶ
次の条件として、できるだけコストの安いファンドを選びます。
インデックスファンドはどちらかというと信託報酬などのコストが安い投資信託ではありますが、それでも長期的に資産形成をしていきますので、コストをどれだけ抑えられるかは投資のリターンを高める上でとても重要な要素となります。
一昔前に比べるとインデックスファンドの管理費用もだいぶ安くなってきており、目安として0.1%~0.2%あたりの管理費用で収まるのではないかと思います。(2021年6月現在)
楽天証券の投信スーパーサーチで調べる場合には、「管理費用」の矢印(↑↓)をクリックして、費用の安い順からリストすれば、コストの安いファンドが探しやすくなります。
3.世界全体(全世界株式)に投資しているファンドを選ぶ
3番めの条件として、世界全体に投資しているファンドを選びます。
ここは意見の分かれるところではありますが、ここ最近の運用成績としては世界全体(全世界株式)に投資するより、アメリカ(米国株)に投資したほうが成績が良かったという事実があります。
ですので、世界全体に投資するよりもアメリカに投資したほうがいいのではないか。という意見もあると思いますが、ここでは、以下の理由で世界全体に投資しているファンドを選びます。
- 今回の投資は「特定の投資対象ではなく、世界全体に広く分散して投資すること」を目的としていること。
- 将来も米国株の方が投資成績が良いという保証はないこと。
つまり、
という目的に合ったファンドを選んでいる。というわけです。
楽天証券の投信スーパーサーチで調べる場合には、投資対象地域の「グルーバル(日本含む)」にチェックして検索します。
他の証券会社を利用している場合で該当する検索条件がない場合には、ファンド名に「全世界」という名前が付いているなど、ファンド名から世界全体(全世界株式)に投資していることが分かるファンドを選ぶとよいと思います
4.純資産総額が30億以上(理想としては100億以上)ある投資信託を選ぶこと
最後に、今回の投資においては純資産総額が大きい投資信託を選びます。
といいますのも、投資信託の規模である純資産総額が大きいファンドの方が十分に分散された投資対象に投資ができるので無難と考えるためです。
純資産総額が少なくとも30億以上、理想としては100億以上あるファンドを選んだ方がベターと思います。
純資産総額が10億以下になると、ファンドの運用面や安全面においてリスクが高まってしまいますので、できれば避けたほうが無難かと思います。
楽天証券の投信スーパーサーチで調べる場合は、「純資産(億円)」の項目をチェックして、30億円以上あるかどうかを確認します。
4.毎月、自動で積み立てていく
今回のインデックス積立投資を行うためのファンドを選ぶことができたら、あとは毎月、あらかじめ決定しておいた金額を購入していく。という流れになります。
ただし、毎月手動で購入していくのは手間がかかりますので、毎月、決まった日に自動で購入できるようにするために「積立注文」をしておきましょう。
積立注文の方法は、とてもシンプルです。
楽天証券の場合は、「積立注文」をクリックして、
(つみたてNISAで注文する場合は、つみたてNISA用の「積立注文」を選択。)
毎月の積立指定日、積立金額を入力すればOKです。
補足として、注文する際に、分配金コースを「再投資型」と「受取型」のどちらか選択を求められる場合がありますが、この場合は、複利効果が得られる「再投資型」を選ぶようにしましょう。
また、口座の区分については、一般口座ではなく、「特定口座」を選びましょう。
さいごに
以上、インデックス積立投資のはじめ方について解説をいたしましたが、
今回の記事を通じて、「投資を始めようと思っていたけど、第一歩が踏み出せなかった」という投資初心者の方が、第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
あつぼー
インデックス積立投資は「できるだけ早くはじめること」
そして、一度積み立てをはじめたら「やめずに継続すること」で効果が出てきますので、無理せずにコツコツと取り組まれるとよいと思います!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。今回の記事が少しでも皆さまのお役に立てましたら嬉しく思います。