プレゼンテーション苦手なのに、任されてしまった。。。
どうしよう。。。
人前で話すプレゼンテーションはとても緊張しますし、うまくできなかったらどうしよう。。。
と、苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。
私も昔から話すことは苦手で、今でもプレゼンテーションへの苦手意識は克服しきれていないです。
ですが、そんな私でもいざプレゼンをすることになった場合には、上手ではありませんが、これまで問題なくプレゼンできているように思います。
そのような、人前で話すことが得意ではない私でも問題なくプレゼンができた過去の経験から、
私ならではのプレゼン時に心がけていることについて、今回お伝えしてみたいと思います。
結論からいうと、
が、私はとても大事だと思っています。
プレゼンの内容を事前にしっかりと準備ができれば、人前で話すことに苦手意識を持っている人でもしっかりとプレゼンすることができる。と私は考えています。
今回のお話が一人でも多くのプレゼンが苦手な人へのご参考になればと思いますので、ぜひご覧いただければと思います。
目次
準備不足でプレゼンに望むのは絶対に避けるべき
まず、プレゼンに苦手意識を持っている方がプレゼンをする上で絶対に避けるべきことは、
です。
人前で話すことに慣れている人でも、ぶっつけ本番でプレゼンするというのはなかなか大変なことです。
それなのに、苦手意識を持っている私たちがぶっつけ本番でプレゼンに望んでもうまくいくはずがない。というのは当たり前の話ではないかと思います。
準備せずにプレゼンしたってうまくいかない。そんなの当たり前の話じゃないの?
と思うかもしれませんが、意外と準備不足のままプレゼンに望んでしまっている人ってけっこう多かったりします。
(過去の私も、準備不足のままプレゼンに望んでしまった苦い経験は何度もあります。)
プレゼンで失敗する理由のほとんどが「準備不足によるもの」。
準備に関してはとにかく念入りにしておくことがプレゼン成功のために不可欠だと思います。
話すことが苦手な私がプレゼンの準備で心がけていること
「プレゼンは準備が大切」ということで、特に人前で話すことに苦手意識を持っている私は、プレゼンをする際にはとにかく準備は怠らないように心がけています。
冒頭でもお話したとおり、「プレゼンの内容をしっかりと準備しておくこと」が大事だと思っていますが、
どのようにプレゼンの内容を作っていけばいいの?
というご質問が出てきそうですので、これから私が実施しているプレゼン内容の作成の流れについてお伝えしてみたいと思います。
「誰に、何を伝えて、どう行動してもらいたいか」を明確にする。
まず、最初に準備することとして、
「誰に、何を伝えて、どう行動してもらいたか」を明確にすることを心がけています。
つまり、今回のプレゼンの「目的、ゴール」を決めることです。
プレゼンの目的、ゴールを明確にしないとプレゼンの方向性が決まりませんし、プレゼンの内容もぼやけたものとなってしまいます。
- 聞き手は誰?
- 聞き手は何を知りたがっているか?
- 聞き手の知識レベルは?
- プレゼンの時間はどのくらい?
- プレゼンはどこで、どのような行われるか?
といったことなどを把握した上で、「誰に、何を伝えて、どう行動してもらいたいか」を明確にすることは、プレゼンの骨子やコンセプトを固める上でとても大切なことではないかと考えています。
どんなプレゼンでも、プレゼンをする目的というのは、
だと思っています。
そのためにも、
を明確にすることは、プレゼンの目的を果たすためにも、コンセプトを固めるためにもとても重要なことと私は考えています。
「導入部分・本題・まとめ」の3つの構成でプレゼンの内容をまとめる。
「誰に、何を伝えて、どう行動してもらいたいか」 を明確にして、
今回のプレゼンの目的、ゴールが固まったら、次はプレゼンの中身を準備していきます。
プレゼンの中身を検討する上で、私が心がけていることは、
「導入部分・本題・まとめ」の3つの構成でプレゼンの内容をまとめる。 ということです。
それぞれの構成をまとめる上で、私が心がけていることについては次のとおりです。
導入部分 | 「聞き手の関心を引きつけること」が導入部分の目的となります。 話すことが得意でない私は、なるべく導入部分の中で自分が話しやすい状態、雰囲気を作れるようにも心がけています。 |
本題 | プレゼンの主要部分で「聞き手に伝えたい情報を分かりやすく伝えること」が目的となります。 伝えるべき内容については、今回のプレゼンの目的、ゴールに沿った必要な情報に絞って、最後の「まとめ」につながるような構成にすることを心がけています。 |
まとめ | プレゼンの最後に、「今回のプレゼンで伝えたいメッセージを印象づけること」が目的となります。 聞き手に行動してもらいたいことをメッセージとして強調することで、聞き手の記憶に残る形でプレゼンを締めくくれるように心がけています。 |
「導入部分・本題・まとめ」の3つの構成をそれぞれきちんと固められれば、大きな手間をかけずに分かりやすく、説得力のある話の構成を作りやすくなります。
また、私がプレゼンの構成を作成する上で特に気をつけていることとしては、
「誰に、何を伝えて、どのように行動してもらいたいか」という、今回のプレゼンのゴールに沿っているか。を確認しながら話の構成をまとめていくようにしています。
プレゼンの構成(具体例)
それでは、「導入部分・本題・まとめ」の構成の作成の具体例を示したいと思います。
テーマは「転職もしくは部署異動した時の初日の挨拶」としてみます。
<プレゼンの目的・ゴール>
・新しい職場のメンバーに自分のことを知ってもらい、一日も早く新しい職場に溶け込めるようになるためのきっかけを作ること。
< 誰に、何を伝えて、どう行動してもらいたいか >
・ 誰に?
⇒ 新しい職場のメンバー
・ 何を伝える?
⇒ 自分のこと(仕事の経歴、話のネタになりやすいプライベートのこと)
・ どう行動してもらいたい?
・ 何を伝える?
⇒ 早く打ち解けて、お互い気兼ねなくコミュニケーションできるようにしたい
<挨拶例>
導入部分:
本日入社(または異動)となりました○○です。
初日ということで、緊張しつつも皆さまの温かい雰囲気に気持ちを新たにしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
本題:
前職では食品業界の商品管理システムの導入を○年ほど担当しておりました。
今回、私にとって新しい業界、システムに関わることになりますので、皆さまにはご指導いただくこともあるかと思いますが、前職の経験を活かしながら一日も早く職場に貢献できるように頑張っていきたいと思います。
プライベートでは、○歳の娘がおりまして、家では娘との時間を過ごすことが現在の楽しみです。
まとめ:
色々な方とお話をするのが好きですので、これから気兼ねなくお話ができればうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。
上記はあくまでも一例ですが、
- 「誰に、何を伝えて、どう行動してもらいたいか」を明確にして、
- 「導入部分・本題・まとめ」の3つの構成で話の内容をまとめる。
というステップを踏めば、私の経験上ですが、プレゼンで話す内容もスムーズにまとめやすくなるように思います。
プレゼン本番に向けて心がけておきたいこと
プレゼンの内容、構成が固まったら、あとは本番で実践する。ということになりますが、
プレゼン本番に向けては、できるだけ次のようなことを心がけて、念入りに準備することが大事ではないかと思います。
納得いくまでリハーサルをする
大事なプレゼンテーションであれば、事前のリハーサルを自分が納得いくまで何度も繰り返し行うことをおすすめします。
プレゼン本番では緊張感も高まる場合が多く、普段とは違った状態になって当たり前にできていたことができなくなってしまう、といった可能性も十分にありえます。
ですので、できるだけ自然と言葉が出るようになるようになるまで繰り返しリハーサルをしておくことで、本番で落ち着いてプレゼンができるようにしておきたいところです。
「プレゼンは何よりも準備が大事」ですので、リハーサルはできるだけ入念にしておいたほうがいい。と私は思います。
一言一句暗記するのではなく、流れで全体の内容を把握しておく
プレゼンの本番に向けては、プレゼンの内容をしっかりと準備して把握しておくことが大事となりますが、
内容を把握する際は、一言一句完璧に覚えるのではなく、流れで全体の内容を把握した方がよいと思います。
なぜなら、一言一句丸暗記して覚えながら話をすると、 一言一句丁寧に話すことにフォーカスしてしまって、棒読みのような話し方になってしまうためです。
これも相手にも話の内容が伝わりにくいですし、魅力的にも映らなくなってしまいます。
ですので、 一言一句丸暗記ではなく、プレゼン内容の全体構成を流れで把握しておいた方が、その場の雰囲気や聞き手の理解状況に合わせて話すことできるようになります。
また、万が一プレゼンの途中で話が飛んでしまったとき、 丸暗記だとリカバリが効きにくくなります。
プレゼン内容の全体構成を流れで把握しておくと、骨子となる話の構成(地図)が頭の中にできているので、仮に話が飛んだとしても、話が迷子になりにくくリカバリがしやすくなります。
ちなみに私は大事なプレゼンテーションの時には、プレゼン内容の理解を深めるために一言一句しっかりとした原稿を作ります。
ですが、この場合でも一言一句丸暗記をすることはせずに、把握する時にはプレゼン内容の構成に見出しをつけて、全体の流れを把握するように努めています。
自分の言葉で飾らずに話す
プレゼン内容を作成して事前にリハーサルをしてみると、「話に詰まったり、話しにくいな~と思う表現」が出てくることがあります。
私は、このようなリハーサルして話しにくいと思った表現は、本番に向けてなるべく「自分が話しやすい言葉や表現」に変えることを心がけています。
なぜなら、話に詰まったり、話しにくいと思う表現は、自分が本当に伝えたいことではないと思っていますし、リハーサルで話しにくい表現は、本番ではもっと話しにくくなるはずです。
プレゼンをする上での不安要素はできるだけ排除した方がよいと思いますので、
自分が話しやすい言葉で飾らずに話をすることを私はプレゼンにおいて大事にしています。
自分の思いが伝わりやすいプレゼンにするためにも、
を心がけた方がよいと私は思います。
まとめ
プレゼンテーションはとても緊張しますし、失敗したら恥ずかしい思いもしますので、できることなら避けたい気持ちになるのも無理はないと思います。(ちなみに、私もそうです。)
ですが、みなさん「他人のプレゼンテーションは聞きたい!」と思っているものです。
そう考えると、プレゼンが苦手だから、と尻込みするのはもったいないようにも思えてきます。
プレゼンテーションは「自分の言葉を用いたプレゼント」とも言われます。
プレゼントも中身が高価かというよりも、相手のことを想った心のこもったプレゼントの方がいいのと同じように、
プレゼンテーションも、話が上手い下手ではなく、より相手のことを想って準備されたプレゼンの方が相手に伝わります。
そのためにも、
は相手のためにも、自分のためにも入念にやるべきことだと思います。
人前で話すことが苦手な人でも、聞き手のためにしっかりと準備して、あなたならではの「心のこもったプレゼン」ができれば、たとえ上手ではなかったとしても聞き手に伝わるプレゼンができる。と私は信じています。
そして、私の経験ですが、思い切ってプレゼンテーションをしてみたら、
プレゼンをやり切ったという達成感もありましたし、意外にも、
今回のプレゼン、良かったよ!
という、どちらかというと良いフィードバックを受けることが多かったものです。
(この点については、私は環境に恵まれていたかもしれませんが。)
こういった成功体験を少しづつ積んでいって、自分自身も含めて、人前で話すことが苦手な方が一人でも多く自信を持ってプレゼンができるようになるといいな。と願っております。
今回もお読みいただきましてありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てたなら嬉しく思います。