人間だれしも平等に持っている「時間」。
どんな人でも1日に与えられた時間は24時間です。
時間が足りないからといって増やすこともできませんし、余っているからといって減らすこともできません。
「時は金なり」ということわざもありますが、お金は一度失っても取り返すことができますが、時間は一度失ったら取り戻すことはできません。
そういった意味で考えると、「時間はお金より大切なもの」ではないかと思います。
そのような我々にとって大切な資源である時間はもちろん大事に使っていきたいのですが、なかなか時間管理に悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。
- だらだらとなんとなく過ごしてしまい、いつの間にが時間が過ぎ去ってしまっている。
- 自分を律することができず、いつも締め切りに追われてしまっている。
- スケジュール管理などは行っているものの、やるべきことが増えて時間に追われてしまっている。
などなど、他にも時間の使い方については様々な悩みがある方もいらっしゃると思います。
そのような時間についてお悩みの方に、まず最初に行うステップとしてお勧めしたいことは、
「自分が何に時間を使っているかを記録すること」です。
そこで今回は、時間を上手に使えるようになるための最初のステップ、
「時間を記録すること」についてご紹介していきたいと思います。
目次
時間を記録することのメリット
なぜ、最初に時間を記録することが必要かといいますと、
「我々は思っているほど自分の時間の使い方を知らないから」です。
自分の時間の使い方を変えたい。と思ったら、現在の自分の時間の使い方を知る必要があります。
しかし、昨日のことでさえ1日を分単位でどのように時間を使ったか、なんて思い返すことは難しいのではないでしょうか。
記憶とはあいまいなものです。
現状を知らなければ、何を改善すればよいかを見出すこともできません。
なので、最初のステップとして現状の時間の使い方を知るために時間の記録が必要になる。というわけです。
そこで、時間を記録するメリットについていくつか挙げてみたいと思います。
自分の時間を使い方が客観的に把握できる
時間の使い方を記録していくと、自分が朝起きてから、夜寝るまでの間に、どこで、何を、誰に対して、どれくらい時間をかけていたか、が見えるようになっていきます。
これらの時間の記録を通じて、見落としていた時間や、さまざまな今まで気づかなかった自分の使い方の発見があるのではないかと思います。
自分の感覚に頼るのではなく、可視化された記録を通じて客観的に自分の時間を把握できるようになることは時間を記録することで得られる大きなメリットだと思います。
自分にとって必要のない時間を見つけやすくなる
記録を通じて自分の時間の使い方が見えるようになることで、無駄に思える時間や、ダラダラと時間を書けすぎている時間など、自分にとって必要のない時間が見えてくるようになると思います。
もしかしたら、逆に予定を詰め込みすぎていた、ということに気づくかもしれません。
(私は、自分の時間の記録を通じて睡眠時間が足りなかったことに気付かされた経験がありました。)
時間の使い方について見直すべきところが見えやすくなって、様々な発見をもたらしてくれる点については、時間を記録する上での大きなメリットではないかと思います。
現実的な時間の見積もりができるようになる
自分の時間の使い方を記録することで、
「実は、自分が想定していたよりも多くの時間を使っていた。。。」
ということに気付かされることもあります。
例えば、私の場合ですが、通勤時間を記録していたのですが、
記録する前は電車で1時間くらいかかるので、「往復で2時間ちょっとくらいかな」という感覚だったのですが、実際に測ってみたら「往復で3時間半程」かかっていました。
私の場合は、自宅から最寄り駅までの歩く時間や会社から最寄り駅までの歩く時間、といった時間を過小見積もりしていたことが分かったのですが、誰にでも過小に見積もっている時間はあるのではないかと思います。
自分の時間を記録することで、実際に要する時間が客観的に把握できて、自分のスケジュール計画を立てる時に現実的な見積もりに役立つことも、時間を記録するメリットではないかと思います。
時間の記録の仕方について
次に時間の記録の仕方について、簡単に解説していきたいと思います。
できるだけリアルタイムに記録する
自分が何に時間を使っているかをできるだけリアルタイムに記録することを心がけましょう。
後でまとめて記録するやり方ですと、どうしても記憶があいまいになってしまい、正しい記録ができなくなり、時間を記録する効果が薄れてしまいます。
自分の時間の使い方を正しく知るためにも、リアルタイムに記録することが大事になっていきます。
少なくとも2週間以上は記録し続ける
自分の時間の記録は、少なくとも2週間以上は記録しましょう。
というのも、後で自分の時間の使い方の癖や傾向などを分析する際に、1日や2日程度の記録では分析するための情報が足りないためです。
自分の時間の使い方の傾向を掴むためにも、最低2週間の記録を行う必要があると思います。
記録するツールは常に身近に持っておくと便利
時間の記録はできるだけリアルタイムに行う必要がありますので、記録するためのツールは常に身近に持っておきましょう。
ツールは、小さなポケットノートでも、スマートフォンのアプリでも、自分が使いやすいものでしたら何でもOKだと思います。
(私の場合は「Hours」というiPhoneアプリを使って自分の時間を記録していました。)
まとめ
「自分の時間を上手に使いたい。」
と思ったら、まずは、自分の時間の使い方は客観的に把握するためにも「時間の記録」からはじめてみましょう。
少し手間に思うかもしれませんが、時間を記録することで、
- 時間の使い方の傾向が見えてきたり
- 無駄な時間が見えてきたり
と、現在の自分の時間の使い方が見えてきて、改善のきっかけも見えてくるのではないかと思います。
思いったら吉日。
「時間の使い方を見直したい!」と思われた方はぜひ試してみて頂けたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿が少しでもあなたのお役に立てれば嬉しく思います。